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はじめに:世間が忙しい時に休める贅沢
お盆休みが終わり、高速道路の大渋滞や帰省ラッシュのニュースを見るたびに思います。「脱サラして本当によかった」と。
なぜなら、私は今、世間が忙しい時に休み、空いている時に動くという理想的な生活を送れているからです。満員電車に揺られることもなく、渋滞に巻き込まれることもない。これは単なる贅沢ではなく、人生の質を大きく変える選択でした。
この記事では、脱サラして自由な働き方を手に入れた私が実感している具体的なメリットと、その実現方法についてお伝えします。
脱サラ前の悩み:サラリーマン時代の時間の不自由さ
お盆・正月の帰省ラッシュ地獄
サラリーマン時代、最もストレスを感じていたのが長期休暇の移動でした。
- 高速道路は数十キロの渋滞
- 新幹線や飛行機のチケットは割増料金
- サービスエリアは家族連れで溢れ、トイレも食事も長蛇の列
- 帰省先に着く頃にはすでに疲労困憊
実家に帰るための「休暇」が、最もストレスフルな時間になっていたのです。
通勤ラッシュの日常的なストレス
長期休暇だけではありません。平日の通勤ラッシュも深刻でした。
- 朝7時〜9時の満員電車
- 押しつぶされそうな車内で30分〜1時間
- 遅延やトラブルで予定が狂う不安
- 夕方の帰宅ラッシュも同様
毎日往復2時間以上を通勤に費やし、その時間はただ「耐える」だけの時間。人生の貴重な時間が、ただ消費されていました。
「有給が取りにくい」という日本の職場文化
「平日に休めばいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、日本の多くの職場では:
- 繁忙期は有給が取りにくい雰囲気
- 同僚に迷惑をかけるという罪悪感
- 上司の顔色を伺う必要がある
- 結局、みんなが休む時期にしか休めない
自由に休暇を設定できないことが、サラリーマン生活の大きな制約でした。
脱サラ後の生活:本当の「時間の自由」とは
平日の空いている時間に移動する快適さ
脱サラして最初に実感したのは、移動のストレスがゼロになったことです。
お盆や正月の帰省ラッシュを避け、平日の空いている時期に実家に帰る。高速道路はガラガラ、サービスエリアも空いていて快適そのもの。新幹線や飛行機も通常料金で、座席もゆったり選べます。
移動そのものが苦痛ではなく、リフレッシュの時間になったのです。
通勤ラッシュとは無縁の生活
在宅ワークやフリーランスとして働くようになり、通勤という概念がなくなりました。
- 朝の貴重な時間を自分のために使える
- 満員電車のストレスから解放
- 移動時間がゼロなので、その分仕事や趣味に時間を使える
- 天候や交通機関のトラブルに左右されない
どうしても外出が必要な時は、ラッシュアワーを避けて10時以降や14時頃に移動します。これだけで、生活の質が劇的に向上します。
自分のペースで働ける自由
脱サラして得た最大のメリットは、時間を自分でコントロールできることです。
- 集中できる時間帯に仕事をする(朝型でも夜型でもOK)
- 疲れたら休む、やる気がある時は長時間働く
- 平日に映画を見たり、カフェでゆっくり過ごす
- 役所や銀行などの用事を混雑しない時間に済ませる
「働く時間」と「休む時間」を自分で決められることで、ストレスが激減し、生産性も向上しました。
「逆張り」の生活スタイルがもたらす具体的メリット
メリット1:混雑を避けることで時間とお金を節約
世間が休む時に働き、世間が働く時に休む。この「逆張り」スタイルには明確なメリットがあります。
時間の節約
- 渋滞や行列で無駄にする時間がゼロ
- スムーズな移動で疲労も軽減
お金の節約
- 閑散期の旅行は30〜50%安い
- ピーク料金を避けられる
- 混雑による無駄な出費(コンビニでの飲食など)が減る
メリット2:ストレスの大幅な軽減
心理学の研究でも、「人混み」や「待ち時間」は大きなストレス要因とされています。
これらを避けることで:
- 精神的な余裕が生まれる
- イライラすることが減る
- 健康面にもプラスの影響
メリット3:本当の意味での「リフレッシュ」が可能
休暇が移動のストレスで台無しになることがなくなり、純粋に休息やリフレッシュに時間を使えるようになりました。
脱サラして自由な働き方を実現する方法
1. フリーランスとして独立する
最も一般的な方法が、フリーランスとしてのスキルを身につけることです。
需要の高い職種
- Webライター・編集者
- プログラマー・エンジニア
- デザイナー
- オンライン講師・コンサルタント
- 動画編集者
これらのスキルは在宅でも仕事ができ、時間の自由度が高いのが特徴です。
2. 副業から始めてリスクを軽減
いきなり脱サラするのはリスクが高いため、まずは副業から始めることをおすすめします。
副業から独立へのステップ
- 本業を続けながらスキルを身につける
- 週末や夜間に副業案件を受注
- 副業収入が本業の50%を超えたら独立を検討
- 半年〜1年分の生活費を貯めてから脱サラ
3. リモートワーク可能な会社に転職
脱サラはハードルが高いという方は、リモートワーク可能な会社への転職も選択肢です。
- フルリモート勤務の企業
- フレックスタイム制度のある企業
- 副業OKの企業
会社員でありながら、ある程度の時間の自由を手に入れることができます。
脱サラの注意点とデメリット
メリットばかりではありません。脱サラには当然、デメリットもあります。
収入の不安定さ
会社員のような安定した給与はありません。
- 案件が取れない月もある
- 確定申告など事務作業が増える
- 社会保険料が全額自己負担
自己管理能力が必要
自由な働き方は、同時に自己責任も伴います。
- サボろうと思えばいくらでもサボれる
- 納期管理や顧客対応を全て自分で行う
- モチベーション維持が難しい時期もある
社会的信用の低下
フリーランスは社会的信用が低く見られることがあります。
- 住宅ローンやクレジットカードの審査が厳しい
- 「定職についていない」と見られることも
私が脱サラして後悔していない理由
デメリットを踏まえても、私は脱サラして後悔していません。なぜなら:
時間はお金で買えない 人生で最も貴重なのは時間です。満員電車や渋滞に費やす時間を、自分の好きなことに使えることの価値は計り知れません。
ストレスフリーな生活は健康につながる 通勤ストレスや職場の人間関係から解放され、心身ともに健康になりました。
自分の人生を自分でコントロールしている実感 会社や上司に時間を管理されるのではなく、自分で決める。この感覚が何よりも大きな満足感をもたらしています。
まとめ:あなたも「時間の自由」を手に入れませんか?
脱サラして得た最大の財産は、時間の自由です。
- 世間が忙しい時に休み、空いている時に動く
- 通勤ラッシュとは無縁の生活
- 自分のペースで働ける充実感
もちろん、脱サラが全ての人に向いているわけではありません。しかし、「今の働き方に疑問を感じている」「もっと自由に生きたい」と思っているなら、一歩踏み出してみる価値はあります。
まずは副業から、あるいはリモートワーク可能な働き方を探すことから始めてみてください。人生は一度きり。あなたの貴重な時間を、本当に大切なことに使いませんか?


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